治療後の流れ
当センターの診療は陽子線治療に限られていますので、治療後は紹介元施設で引き続き定期的な受診をお願いしています。
陽子線により攻撃されたがんは細胞周期を繰り返し、数回の細胞分裂後に死滅します。また死んだ細胞が体内で処理されるまで画像上には映っている状況が続きます。その変化が陽子線治療の順調な経過であるか、当センターの医師が確認します。
治療後に経過観察を続けることは、病気をきちんと治す為にとても重要なことです。
その目的は、
1) 陽子線治療による反応を見ること
2)がん治療の治療効果ならびに再発チェックをすることです。
これからは定期的な経過観察によって、早期の対応が可能となります。
具体的な流れ
治療を行った部位によって異なります。
資料送付時期に合わせて送付資料一式をセンターから郵送します。それまでに紹介元病院を受診した結果【血液検査・画像検査(CT、MRIなど)】を、病院に依頼して入手してください。(可能であれば画像検査読影所見のコピーも添付下さい。)それらの検査結果・問診票・ご質問等を、治療の記録とともに当センター経過観察宛に送付して下さい。
検査結果を当センターで処理した後、内容を更新、結果を検討したうえで返送いたします。
報告頂いた患者さんの結果を全て医師が確認します。到着順に対応しますので、緊急の場合を除いて返送に時間がかかることがあります。