治療が可能ながん
2024年6月から、早期肺がん(Ⅰ期からⅡA期までの肺がんに限る。手術による根治的な治療法が困難であるものに限る)が公的医療保険適用となります。
2016年小児がん・2018年前立腺がん・頭頸部がん・骨軟部腫瘍の一部・2022年大型の肝臓がん・肝内胆管がん・進行膵がん・局所大腸がん術後再発(いずれも、手術による根治的な治療法が困難であるものに限る)も適用開始されております。
治療費の負担軽減となり、陽子線治療が、より身近な治療となりました。
治療部位
前立腺がん
前立腺がんは日本国内で最も多く粒子線治療が行われている部位であり、その信頼性は高く、尿失禁を起こすことなく、男性機能(勃起、射精機能)の温存が期待できます。
肺がん
扁平上皮がんや腺がんなどの“非”小細胞肺がんで、遠隔転移や悪性胸水・心嚢水を伴わないことが陽子線治療を受ける際の条件となります。
放射線治療と同様、画像上は放射線肺臓炎は必発しますが部分的で症状が軽いまま自然に治まるため、低肺機能や高齢、手術不能の患者には適した治療と言えます。
肝がん
腫瘍径や位置の条件が良くないためにRFA(ラジオ波熱凝固療法)が困難、TACE(肝動脈化学塞栓療法)による腫瘍制御が不良、肝機能が悪く手術が困難といった場合は陽子線治療の良い適応となります。
膵がん
手術後の再発や切除不能な局所進行膵臓がん患者さんを対象として、陽子線と抗がん剤を組み合わせた治療を行っています。
腎がん
切除が第一選択ではありますが、医学的な理由で手術が不能な場合は治療適応となります。
頭頚部がん
手術を行う場合は顔の変形や眼球の摘出を伴うことがあるので、顔にメスを入れたくない方には陽子線治療が原則として有効です。
骨軟部がん
肉腫はX線抵抗性であるのに対し、粒子線は効果的である事が分かってきました。
乳がん
【乳がん治療(臨床試験/PhaseⅡ)の再開について】
陽子線治療費用は、メディポリス医学研究所が負担しますが、検査や診察費用等は自由診療となります。
当センターでは、陽子線を用いて病巣をピンポイント照射することにより、 肺や心臓など正常組織へはほとんど照射されない治療を行っています。
対象となる方
- 他医療機関からの紹介で、主治医によるがんの確定診断がついている患者さん
- 陽子線治療による治癒・回復が見込める患者さん
- 治療を受ける意思を持っている患者さん
- 歩行や身の回りのことがひとりでできる患者さん
適応条件
- 対象部位に対する放射線治療の既往がないこと。
- 病理診断がついていること。
- 評価可能な病変を有すること。
- 原則として腫瘍の最大径が15cmを超えないこと。
- 広範な転移がないこと。
- 30分間程度、同じ姿勢で動かずに寝ていられること。
※副作用と留意点
陽子線治療による副作用には、急性期障害と晩期障害があります。




